タイの生活で注意すべき事
こんにちは、2012年からタイで生活しているNOSE YUJIです。
今回は、タイで生活する上で特に注意しておくべき注意点を筆者の経験を踏まえご紹介していきます。
せっかくのタイでの生活なので安全・安心して生活を送るためにこの記事が参考になれば幸いです。
1. タイの生活で注意すべき事 – 夜は出歩かない
当たり前ですが、不必要な夜の外出はしない方が良いです。
タイ・バンコクには、タイ人のみならず近隣国から出稼ぎで来たカンボジア人やミャンマー人などの多国籍の人間がいます。
彼らからしたら日本人はお金持ちですので、深夜に一人で歩いていたら強盗のターゲットにされる可能性は十分にあります。
実は、筆者もタイ人なのかカンボジア人なのか、夜間に突然胸ぐらを捕まれ襲われそうになった経験があります。
そのため、このトピックを1番目にしています。
ただそれでも夜間に外出される場合もあるかと思いますが、そういう時は貴重品や多額の現金は絶対に持ち歩かない事です。
どうしても夜間に外出される場合は、必要最低限の現金とパスポートのコピーだけを持って外出されるようにした方が安全です。
夜間は外出しない。もし外出するなら必要最低限の現金とパスポートのコピーだけ持って行こう。
2. マスクは必需品
最近の新型コロナウィルスが流行る以前から、タイで生活するためにマスクの着用は必需品でした。
それは、PM2.5という非常に細かな粒子が空気中を舞っているためです。
下記リンクより、タイ・バンコクの空気汚染の状況がリアルタイムで確認できますので、宜しかったらご覧ください。
⇨バンコクの大気汚染リアルタイム
このPM2.5というのは、非常に細かい粒子で通常のマスクであれば簡単にすり抜けて体内の取り込まれてしまいます。
その大きさは2.5μm(マイクロメートル)と言われていて、1ミリに対して1000分の1の大きさです。
非常に極小の粒子で、短期で旅行に来る分にはそれほど影響はないですが、長期でその粒子を体に取り込むと健康リスクが高まると言われています。
通常のマスクでは、PM2.5があまりの極小のためにすり抜けてしまうため、長期でタイで生活する際には、毎日PM2.5に対応した【PM2.5 フェイスマスク】のようなマスクの着用が必要です。
タイで生活するならウィルス関係なしにPM2.5マスクを着用しよう。
3. タイ生活で注意すべき事 – バックは背中の後ろに掛けない
お財布やスマホなどの貴重品を入れたバックは、必ず目の見えるお腹側に掛けるようにしておく事をおすすめします。
2019年頃、筆者の知り合いでまだタイに来られたばかりの方が、バンコク都心部の高級デパート内のエスカレーターでバックの後ろ背に掛けていたところ、ナイフのような物で切られ中身の財布などを全て盗まれるという事件に遭遇されました。
筆者も以前からそのような話は聞いていたので、何処にいてもバックを後ろ背にすることはなかったのでそのような被害に逢ったことはないですが、まさかバンコクの都心部でそのような被害に逢うとは思ってもみませんでした。
街中の高級デパートですら、そのような事件に遭遇してしまうのですから、人混みの多いマーケットなどでは特に注意が必要です。
バックは、必ず目の見えるお腹部分に持ってこよう
4. 貴重品を置いて席を離れない
こちらも当たり前ですが、カフェなどに座ってトイレに行く時は、もし誰も知り合いがいなくて貴重品を見てくれる人が誰もいないなら、貴重品は必ず持った上でトイレに行かれることをおすすめします。
席を離れている間に、荷物を盗まれる可能性は十分にあります。
たまに、カフェでパソコンを置きっ放しにしてトイレに行かれる方がいますが、やめた方が良いですね。
防犯カメラで確認させてもらうことは出来ますが、犯人逮捕できるのか分かりませんし、例え出来たとしても盗まれたものが戻ってくる保証はありません。
カフェなどでトイレに行く時は貴重品も一緒に持っていこう
5. 野犬に気を付けよう
バンコク都内であればそんなに気を付けなくても大丈夫ですが、ちょっとしたバンコク郊外に出た時は野犬に気を付けましょう。
バンコク郊外で特に夕方以降の時間帯は、野犬に遭遇すると非常に危険です。
筆者も何回も経験がありますが、数匹の犬が縄張りに不審者が入り込んだと思い込んで吠えられて噛まれそうになります。
もしそのシチュエーションで野犬に遭遇した場合は、何でもいいのですがその辺に落ちている木の枝など長い棒を持って、追い払いながら逃げれば大丈夫です。
野犬なので注射など打っているわけもないので、万が一噛まれたら狂犬病などの病気に侵される可能性は非常に高いです。
バンコク郊外での夕方以降の外出には、木の棒など長い棒も持参しておこう
6. タイ王室に関する批判はしない
タイには不敬罪という罰則が存在します。
これは何かというと、簡単に言えば「タイ王室の悪口を言ったら罰せられる」というものです。
タイ国内にいれば対象なのでもちろんタイにいる日本人でも罰せられます。
日本語だから大丈夫だと思っていると、近くに日本語の分かるタイ人がいたりして録音でもされていたら大変です。
動かぬ証拠として罰せられるので、決してタイ王室に関して批判的なことは思っていても言わないようにしましょう。
触らぬ神に祟りなしですね。
タイ王室には敬う気持ちを忘れない
7. タイの車には十分気を付けよう
上の画像をご覧ください。
ここは、バンコク・アソークの交差点ですが、横断歩道でもお構いなしにバスまでもが横断歩道に乗り上げて止まっています。
タイで生活するなら車は特に気を付けましょう。
なぜかと言うと、タイ人の交通運転に対するモラルが低いの言うまでもないのですが、飲酒運転の罰金が2万バーツと日本に比べはるかに低いせいか、飲酒運転に対するモラルまでもが日本人感覚と比べ圧倒的に低いのです。
そのため日本と比べて飲酒運転の割合も多く、それ故の交通事故も多発しています。
特に交差点や道路を横断する際は細心の注意をしてください。
歩行者に対して車は止まってくれると思うのは日本だけです。
タイでは車は歩行者には止まってくれないと心掛けよう
8. タイでクレジットカードを使う際は気を付けよう
タイでクレジットカードを使う際は特に気を付けてください。
タイに限らず、海外ではクレジットカードのスキミング被害が数々報告されています。
タイに関するスキミングなどについて別記事に、より詳細にまとめていますのでそちらも参考にされてください。
9. 歩道を歩く際は十分に気を付けよう
タイの歩道の下には下水道が流れているところがありますが、ごく稀にタイ人が歩道から下水道に落ちて命を落とす事故が報道されています。
下の画像をご覧ください。
こちらの歩道はスクンビット21通りにあるアソークの歩道です。
筆者は毎日この歩道を歩いていましたがある日、歩道上にある下水道へと繋がるフタが折れているのに気付き写真を撮りました。
このように、下水道に繋がる歩道上のフタの経年劣化により、突然フタが割れてそのまま下水道に落ちてしまう事故が稀にあるのです。
そして下水道に落ちて命を落とす方の死因が落下によるものではなく、下水道に溜まっている有毒ガスによるものだそうです。
歩道を歩く際、フタを見かけたらその上は歩かないように気を付けましょう。
歩道上のフタの上は歩かない
10. スリやひったくりには気を付けよう
前項の「歩道を歩く際は十分気を付けよう」と同じ項目内に書こうか悩みましたが項目を別に分けました。
タイ人でも、バイクタクシーを待っている間やバスを待っている間にスマホをいじっているところ、バイクに乗った二人組みのタイ人にスマホを盗まれる被害に遭ったというニュースがたまにやっています。
また、歩道を歩いていたら後ろから来たバイクに乗ったタイ人にカバンをひったくられるというニュースもあります。
歩道を歩く際や、タクシーや車を待っている間にスマホをいじっていると、ひったくりに遭う可能性がありますので、十分に気を付けましょう。
歩道上で立ち止まってスマホはいじらない。歩道を歩くときは車道側は歩かない
11. 夜間のタクシーやトゥクトゥクには気を付けよう
夜間のタクシーはなぜか値段交渉してくる運転手がとても多いです。
トゥクトゥクはもともと値段交渉するような乗り物ですが、夜になると金額が釣り上がったりします。
また、タクシーに女性の一人乗りは非常に危険です。
タイ人の女性ですら夜間に一人でタクシーに乗るのは怖がります。
たまにタクシー運転手に関する犯罪のニュースがやっていますが、主に下記のようなニュースを見たことがあります。
- 乗客に睡眠スプレーを掛けて眠らせ金品を奪ったり暴行を働く
- 高速道路上で値段交渉が合わず、高速道路で無理やり降ろされた
- 泥酔状態でタクシーに乗り込んだ筆者の知人が財布を抜き取られた
筆者の知人ですら泥酔状態でタクシーに乗り込み、車を降りる際に料金支払いがなかったと思ったら、財布を抜き取られていたという経験をしています。
このようにタイのタクシー運転手は人柄は全然良くないで、タクシーに乗る際は十分気を付ける必要があります。
前項1に戻りますが、夜に不必要な外出はろくなことがありませんのでやめたほうが良いでしょう。
夜間のタクシーやトゥクトゥクには乗らない
まとめ
如何でしたでしょうか。
バンコクは決して治安が良いとは言えませんが、極悪犯罪がはびこっているような社会ではありません。
自分の意識次第で、スリやひったくりなどの犯罪から身を護ることは十分に可能なので、今回ご紹介したようなことに気を付けてタイ生活を楽しんで頂ければと思います。
筆者もこれまで8年以上タイに住んでいますが、大きな被害に遭ったことは一度もありません(被害未遂はありますが)。
ご質問がある方は下記のお問い合わせよりご連絡ください。