タイでクレジットカードを使用する際の注意点

タイでクレジットカードを使用する際の注意点

タイでクレジットカードを使用する際の注意点

 
タイでクレジットカードでお買い物する際に注意する事とかありますか?

■自己紹介
2012年からタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。


タイに旅行や出張で行かれるには多額の現金を持ち歩くのも怖いですよね。でも一方で少額の現金しか持って行かないでいざ足りなくなっても困ってしまいます。


タイに行かれる際にはクレジットカードがあると非常に便利なのですが、海外なので様々なリスクも付きまといます。


そこで今回は、タイでクレジットカードを使用する上で注意するべき事について解説していきます。


タイで安心してお買い物するためにこちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。

タイでクレジットカードを使用する際の注意点 – おすすめのクレジットカード

タイへ旅行やお仕事の出張で行かれる際に是非持っておきたいおすすめなクレジットカードは、無料の海外旅行障害保険が付帯しているカードです。


今や海外旅行障害保険は、クレジットカードに加入すれば保険料負担は0円へ自動で入れる時代となりました。


ただ、クレジットカード会社の海外旅行障害保険で海外で何かあった場合に補償を受けるには、下記2つの違いを理解しておく必要があります。

  • 自動付帯:このタイプの保険は、カードへ入会するだけで補償を受けることのできる保険です。
  • 利用付帯:このタイプの保険は、日本国内で海外旅行に掛かる交通費やホテルや飛行機代などをカードで支払えば適用される保険です。


そこで、タイで利用できる海外旅行障害保険の利用付帯のおすすめのクレジットカードをご紹介します。

楽天カード

楽天カード

利用付帯

楽天カードの海外旅行障害保険の詳細は下記のリンクよりダウンロード出来ます。
楽天カードのPDFダウンロード

さらにグレードの高いプレミアムカードの海外旅行障害保険の詳細は下記よりダウンロード出来ます。
プレミアムのPDFダウンロード

ただし、保険を適用するためには条件があります。


それが下記の通りです。

  • 自宅から出発空港までの交通費
  • 海外旅行代金
  • 上記二つの費用を契約しているクレジットカードで支払っている

どのクレジットカードでも日本から出国するより前に、契約したクレジットカードで支払う事が条件が基本となっています。


楽天カードでは一円でも上記に該当する費用をカードで支払っていれば保険適用対象となるので、必ずカードを利用したいですよね。


タイで重い病気にかかったり事故に合った場合にも、日本国内でクレジットカードで航空券を予約していれば保険が適用されるので、必須のアイテムではないでしょうか。


では、タイでクレジットカードを利用する際に気を付けておかなければならないことについてご紹介していきます。


これからご紹介する事を意識して頂くだけでも安心してお買い物ができると思いますので、是非参考にしてください。

タイでクレジットカードを使用する際の注意点 – スキミング対策をしよう

筆者はタイ・バンコクに8年以上滞在していますが、その間クレジットカード利用時にスキミングされるという被害を何度か耳にしたことがあります。


スキミングとは「クレジットカードやキャッシュカードに記録されている磁気情報を特殊な装置で抜き取り、抜き取った情報を元に偽造のクレジットカードやキャッシュカードを複製して悪用利用する」事です。


つまりカードを利用する時に、お店の人に特殊な装置に入れられたり、自ら知らずに特殊な装置にカードを入れてしまう事によりカードの磁気情報を抜き取られてしまい、気付かないうちに被害に合っていたと言う事になってしまいます。


また、最近では非接触型の装置があり、特殊な装置に入れる事なく近づけるだけでカードの磁気情報を抜き取られてしまうため、細心の注意が必要です。


タイでは具体的にどのようなところがスキミングのリスクが高いかをご紹介していきます。


タイでクレジットカードでお支払いされるときは以下に説明する場所で注意してご利用されるのが良いと思います。

必ず暗証番号を手で隠す

スーパーやショッピングセンター、デパート、深夜まで営業しているバーや居酒屋など、あらゆるところでクレジットカードで決済する際には必ず暗証番号は、もう一つの手で隠しながら暗証番号を入力するようにしましょう。


なぜなら、誰がどんな人間でどんな人と繋がりがあるかなんて全く分からないですよね。


スキミングで抜き取られた磁気情報でクレジットカードを複製された場合には、必ず暗証番号の入力が必要となるので暗証番号が分からなければ被害に合う可能性を低くすることが出来ます。


特に、タイに来て深夜まで営業している飲み屋でのクレジットカードでの決済は十分気を付けて下さい。


少しのお酒が入った状態で暗証番号を入力すると必ず隙が生じる可能性があります。

外に1つだけ単体で設置されているATM

スキミングでカードの磁気情報を抜き取るためには、ATMのカード挿入口に特殊な装置を設置しておくだけで、カード利用者が装置の存在に知らずにATMへカードを挿入する際に磁気情報を効率的に抜き取ることが出来てしまいます。


外に1つだけ単体で設置されているATMは、同じ機種のATMとの違いを比較できません。


つまり、カード挿入口に何か特殊な装置を設置されていても、他のATMと比較できないので気づかずにATMを利用してしまうリスクがあります。


また犯人もそのようなATMを好んで特殊な装置の取り付けなどをするため、そう言うところのATMの利用は避けるべきです。

タイでスキミング被害に合わないための対策

それでは、タイでクレジットカードを利用する際に気を付けたほうが良い対策についてご紹介していきます。


上から重要だと思われる順に並んでいるので、どれも忘れずにメモをしておきましょう。

  • タイから電話を掛けられるクレジットカード会社の緊急連絡先
  • クレジットカード利用時には必ずもう一方の手で暗証番号入力を隠す
  • 銀行内やデパートの中で警備員がいるところのATMを利用する
  • クレジットカード利用後には暗証番号を変更する

クレジットカード会社の緊急連絡先は、今すぐにでも確認しておいたほうが良いでしょう。


カードを紛失した時にもすぐにクレジットカード会社に連絡する必要があります。

タイでクレジットカードでキャッシングを利用する際の注意点

タイのATMでキャッシングを利用する際には、手数料と限度額が決まっているので気を付けて下さい。

  • 手数料:220バーツ(日本円で約750円)の手数料が掛かります。
  • 限度額:1日辺りの引き出し限度額が20,000バーツから30,000バーツ(銀行により異なる)。

クレジットカードが飲み込まれる事がある

タイのATMでクレジットカードを利用するためにATMに挿入すると、そのまま飲み込まれて戻ってこない事があります。


有効期限が切れていたり、暗証番号を数回間違えたり、カードを取り忘れとそのままクレジットカードがATM内に飲み込まれてしまうので、ATMでキャッシングを利用する場合は、必ず営業時間内の銀行のATMにしましょう。


万が一カードがATMに飲み込まれてしまっても、直ぐさま銀行員やセキュリティを呼べば対応してくれます。


これが、営業時間外で外に設置されているATMの場合だと大変です。


銀行のコールセンターに電話しなくてはならなくなり、その後の対応にかなりの時間と手間を要する事になってしまいます。


もはやその場合いは、クレジットカードは諦めた方が早いでしょう。

タイでクレジットカード利用時のサインで注意すること

あなたはクレジットカードを受け取ったら、必ず裏面に自分のサインを記入していますか。


クレジットカード会社の規約には、もし署名欄に自分のサインがないと、盗難や紛失で不正利用されても補償対象にならないとされているので、まずはクレジットカードの裏面にサインされる事を強くおすすめします。


そしてその時のサインはできれば日本語の漢字の方が良いです。


理由は、紛失した時に英語で名前が書かれていれば、第三者による不正利用される可能性があるためです。


タイで買い物時に決済する場合、暗証番号と別にサインを求められることが多々あります。


暗証番号の入力のみで対応してくれるところもありますが、サインを求められたらカード裏に記載のサインをするようにしましょう。

レストランなどでの決済時に注意する事

タイのレストランなどでは、テーブルチェックのところがほとんどです。


わざわざレジまでお会計に行かなくてもテーブルで決済してくれて楽なのですが、クレジットカード決済の場合だと、カードリーダーがレジに接続されている事がほとんどです。


その場合はレジまで暗証番号を打ち込みに行く必要がありますので注意してください。


タイ人の店員が何を行っているのか分らなかったら、まずはレジまで行ってみましょう。


また、暗証番号の入力時には、もう一方の手で隠すのも忘れずに。

タイのクレジットカードで損をしない決済方法

タイでクレジットカードで決済する際にたまに聞かれる事があります。


それは「タイバーツですか?日本円ですか?」と決済通貨の選択です。


これは結論から言うと「タイバーツ」と答えれば損をせずお得になります。


理由は、海外通貨での決済の場合では「各国際ブランドごとの決済為替レートが適応される」ためです。

タイでクレジットカードを使用する際の注意点
出典元:楽天カード


一方で、日本円を選択して決済した場合、より割高になる可能性があります。

お店によっては、現地通貨、日本円(JPY)どちらで決済を希望するか選択いただける場合があります。

日本円を指定した場合、その場で支払金額を確定できるメリットがありますが、お店が決定した為替レートで日本円に換算されることから、弊社で日本円に換算する場合に比べて割高になる可能性がありますのでご注意ください。

引用元;三井住友カード

これからはタイのみならず海外でクレジットカード決済される場合には現地通貨を選択される事をおすすめします。

まとめ

如何でしたでしょうか。


タイで安全にお買い物を楽しむためにも、もう一度下記のことは忘れずにメモでもしておきましょう。

  • タイから電話を掛けられるクレジットカード会社の緊急連絡先
  • クレジットカード利用時には必ずもう一方の手で暗証番号入力を隠す
  • 銀行内やデパートの中で警備員がいるところのATMを利用する
  • クレジットカード利用後には暗証番号を変更する


ご質問などある方は、下記のお問い合わせよりご連絡ください。

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