タイに旅行へ行くなら【2020年度版】
こんにちは、2012年からタイで生活しているNOSE YUJIです。
今回は、タイに旅行に行かれるのにおすすめのシーズンと、タイで開催される主なイベントやお祭りをご紹介していきます。
タイでの生活が長いのでタイの季節や注意点などを解説していきますので、タイ旅行の計画に少しでも役に立てたら幸いです。
タイに旅行へ行くなら【2020年度版】 – ベストシーズン
1年中常夏の国、タイの季節を分けるとしたら主に下記3つのシーズンに分けられます。
- 猛暑季:4月〜5月
- 雨季:6月〜10月
- 乾季:11月〜3月
これらの季節の中でも、タイ・バンコクへの旅行で筆者がおすすめする最適な時期は猛暑季です。
これから、それぞれの季節の特徴や注意点、そしてなぜ猛暑季をおすすめするのか、その理由をご紹介していきます。
猛暑季
タイは基本的に1年中暑いですが、猛暑季である4月〜5月頃は日本でいうところの真夏日和の猛暑日が続き、気温も40度を超える日も少なくありません。
では、なぜ猛暑季をおすすめするのかと言うと、
- 美味しい果物がたくさんある
- 海水浴を存分に楽しめる
- 適度の雨で大気が安定している
この時期のタイは、南国ならではの完熟マンゴーがとても甘く美味しく召し上がることができます。
マンゴーだけでなくパイナップルやパパイヤなど美味しいフルーツがたくさんありますので、日本では味わえないような美味しいフルーツを堪能できます。
そして何と言っても、ビーチで遊ぶのが最も気持ちいい時期です。
タイの海でもクラゲが発生しますが、この時期はクラゲ発生数も少ないので海水浴にぴったりの時期です。
バンコクマンゴースイーツ
バンコク近郊おすすめビーチ
ただ、猛暑季にも雨は降りますが雨季のように頻度はそれほど高くありません。
暑いのでこまめに水分を摂る必要がありますが、美味しいフルーツジュースなどどこでも買えて水分補給もできますし、美味しいフルーツも堪能できるのでこの時期のタイ旅行は一年を通しても一番おすすめです。
雨季
タイの雨季である6月〜10月は、スコールと言われる局所的大雨が毎日と言っていいほど頻繁に続きます。
ただ、スコールは1〜2時間ほど強烈に降ったと思ったらすぐにやみ、晴れ間が覗かせる事も多いです。
よく、バイクタクシーなんかもスコールが降ったら雨宿りしている風景を見掛けます。
あれは待っていれば直ぐにやむから、屋根があるところで雨宿りしているのですね。
この時期に注意が必要なのは洪水です。
バンコクの海抜は約2メートル程と低く、さらに水はけがとても良くないので少しの雨でもすぐにバンコクの至る所で洪水になっています。
洪水時にはその水の中に入って遊んでいる場合ではありません。
バンコクの街中には至る所にネズミが生殖しているので、洪水になるとネズミの糞などが紛れ込み衛生状態が非常に悪くなります。
万が一、足に傷などがある状態で洪水の水の中に足を突っ込んだりすると、何かしらの感染症に掛かったりするので、十分注意する必要があります。
乾季
乾季である11月〜3月は、雨はほとんど降らず気候は非常に乾燥しています。
年末年始の時期には、さすがに朝晩は肌寒い日がありますので、半袖で外に出ると寒さを感じるので、この時期にタイに来られるなら厚手の洋服を持って来られても良いかと思います。
日本でもこの時期は寒いから大丈夫ですね。
この時期のタイ旅行は暑くもなく過ごしやすい時期なのですが、バンコク都内に旅行に来られるなら一点だけ注意点があります。
それは雨が降らないので、PM2.5という極小の粒子が空気中を舞い大気汚染が深刻になるという事です。
下の画像をご覧下さい。
これは「バンコクの大気汚染」というPM2.5の値を計測しているサイトから抜粋した画像で、2019年のPM2.5が計測された履歴です。
12月と1月が特に赤く表示されていますが、これはこの時期に雨が全く降らないため、PM2.5が大気中に非常に多く存在していた事を示しています。
逆に雨季の真っ只中である6月〜9月は緑が多いのが分かるかと思いますが、これは雨が降った事により大気中のPM2.5が減少していることを示しています。
そのため、この乾季の時期にバンコクに来られるなら必ずPM2.5対応のマスクが必要となってきます。
なぜバンコク都内なのかと言うと、このPM2.5という極小の粒子は車のエンジンから排出される排気ガスや工場、建設ラッシュなどが原因だと言われています。
そのため、都心部では特に集中して発生しているのですね。
この時期には、PM2.5に対応したマスクはバンコクでは品切れになる事が多いので、予め日本から持って来られることを強くおすすめします。
⇨PM2.5 フェイスマスク
以上の通り、雨や洪水、PM2.5といった極小のホコリが気になる方には、タイ・バンコクへの旅行は猛暑季が一番おすすめです。
ただし、タイはバンコクだけではなく、地方にも魅力的な観光地はたくさんあるので、これからタイ全土で開催されている各所のお祭りをご紹介していきます。
タイに旅行へ行くなら【2020年度版】 – タイ各地の主なイベント
下記に主なタイのお祭りや様々なイベントをご紹介します。
- 1月:ボーサン傘祭り@チェンマイ県
- 2月:チェンマイ花祭り@チェンマイ県
- 4月:ソンクラン祭り@タイ国全土(2020年4月は中止又は7月に延期)
- 5月:ブン・バンファイ祭り@ヤソートーン県
- 6月:ピーターコーン祭り@ルーイ県
- 7月:キャンドル祭り@ウボンラチャタニ県
- 11月:ロイクラトン祭り@タイ国全土
- 11月:スリン象祭り@スリン県
- 12月:カウントダウン@タイ全土
下記にそれぞれ説明していきます。
1月:ボーサン傘祭り@チェンマイ県
チェンマイ県のサンカムペーン市で1月中旬の金土日の3日間開催される小さな傘祭りです。
それほど規模は大きくありませんが、女性が色取り取りの傘を持って見せる華麗なショーのようなお祭りです。
2月:チェンマイ花祭り@チェンマイ県
2月第1週目に3日間開かれるチェンマイの花祭りです。
タイのクイーン・シリキット王女の植物園「クイーン・シリキット・ボタニック・ガーデン」があるチェンマイでは、美しい女性達が色とりどりの綺麗な生花に飾られたフラワーフロートと呼ばれる山車に乗り、約5キロのパレードを走行します。
美しさを競うコンテストでもあるので、興味のある方は是非ご覧になられてはいかがでしょうか。
4月:ソンクラン祭り@タイ国全土
タイの旧王様であるラマ5世の頃に正月であった4月13日が、現在のタイの旧正月にあたり、その後2日間が旧正月期間ということで休みになります。
この旧正月期間をソンクラン祭りと呼び知らない人同士で水を掛け合います。
バンコク都内も、街中で水鉄砲やバケツなどを駆使して見ず知らずの他人に水を掛け合って遊びます。
中には、氷水に浸した水を水鉄砲に入れて、冷たい水を浴びせ驚かせるタイ人もいます。
そもそも「ソンクラン」という言葉はタイ語の「ソンクラム」から由来され、その意味は日本語で「戦争」という意味になります。
つまりソンクラン祭とは「水掛け合い戦争」なのです。
5月:ブン・バンファイ祭り@ヤソートーン県
これは、ロケットを打ち上げるお祭りで、だれた高くまで打ち上げられるか競い合います。
タイのヤソートーン県の公園で5月の土日に開催されます。
ブン・バンファイ祭りが開催される公園は下記の通り。
⇨Phaya Thaen Public Park [MAP]
大きいカエルのオブジェがある公園です。
ヤソートーン県はタイの東北部に位置していて以下の場所になります。
6月:ピーターコーン祭り@ルーイ県
ラオスの国境に面しているルーイ県で6月中旬の土日に開催されるお祭りです。
精霊の目の仮面劇と言う意味のお祭りで、その名の通り精霊のようなお面をつけて仮装して踊るのを見て楽しむお祭りです。
開催場所はこちらルーイ県のダーンサイ市の市役所の付近です。
地図はこちら⇨[MAP]
ルーイ県はラオス国に面している以下の場所になります。
7月:キャンドル祭り@ウボンラチャタニ県
ウボンラチャタニ県で毎年7月にキャンドル祭りが開催されています。
ウボンラチャタニ県にはこのキャンドル祭りのために、キャンドルを掘る彫り師がたくさんいます。
手先が器用で繊細な彫りをキャンドルに施すことで有名ですが、その彫り師が北海道の「雪まつり」で氷を掘って毎年世界一になっているのも有名です。
キャンドル祭りに関しては、下記の記事にまとめていますので良かったら参考までにどうぞ。
11月:ロイクラトン祭り@チェンマイ県(タイ全土)
11月にタイ全土で開催されるロイカトン祭りは有名です。
最近は、空に飛ばす熱気球のような天燈(てんとう)は、チェンマイ以外空に飛ばす行為は禁止されています。
一昔前までは、バンコクで筆者もこの天燈を飛ばした経験がありますが、現在ではバンコクで天燈を飛ばすのは禁止されています。
何故なら飛行機も多く飛んでいますし、単純に落ちてくると危ないからですね。
この天燈を飛ばしている風景をご覧になりたいなら、チェンマイ県に行かれる必要があります。
ロイクラトンの時期は川だけでなく、ルンピニ公園やエンポリアム隣のベンジャシリ公園の池でも灯篭を流す人で大混雑します。
11月:スリン象祭り@スリン県
タイのスリン県で11月中旬の土日に開催される像のお祭りです。
このお祭りを見に行くにはスタジアムに入場する必要があり、入場券が500バーツから1,000バーツ掛かります。
スタジアム名:Sri Narong Stadium [MAP]
スリン県はタイの東部に位置していて地図では下の場所になります。
12月:カウントダウン@タイ全土
12月年末になると、タイ全土で年明けのためのカウントダウンで夜中までお祭り騒ぎとなっています。
特にバンコク都内のセントラルワールド前には物凄い人で溢れかえります。
また、最近では新しくできたサイアムアイコンで打ち上げられる花火が壮大だと話題になっています。
年末年始を、バンコクのサイアムアイコン前を流れるチャオプラヤー川の対岸にあるホテルを予約し、ホテルからサイアムアイコンの花火をご覧になられるのも素敵な年末年始を迎えられるので、おすすめです。
まとめ
如何でしたでしょうか。
タイ・バンコクに旅行に来られるなら猛暑季がおすすめとご紹介させて頂きましたが、タイ各地での様々なお祭りも見所ですので、シーズン関係なくタイで楽しく旅行に行かれてはどうでしょうか。
少しでもタイ旅行をご計画される参考になれば幸いです。
ご質問などある方は下記のお問い合わせよりご連絡ください。