タイ仕入れの稼ぎ方
それに実際問題、具体的にどうやって仕入れるのか良く分からないなぁ。
■自己紹介
2012年よりタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。
今回はタイ仕入れでの稼ぎ方について解説します。
タイではどのような商材があるのか、そしてどうやって商材を仕入れてどのように日本まで持って来れば良いのか。
国際送料や関税、免税などについて詳しく解説していきますので、これからタイ仕入れを検討されている方の参考にして頂ければと思います。
タイ仕入れの稼ぎ方 – 利益が出るのかどうか不明確
私もタイに滞在していて、2018年頃からタイ仕入れが注目され始めてきたのを感じます。
最近では、タイで日本のお客様向けにタイ仕入れをサポートする会社も増えてきました。
でも実際のところ、タイで商品を仕入れて日本へ転売する方法でビジネスが成り立つのか、私も以前疑問に思ったことがあります。
タイで商品仕入れをした後の国際送料や日本への輸入時の関税や消費税の支払い、販売先での手数料や送料の支払いなどで、利益がどれほど取れるのか不明なところが多いですよね。
ただ、一つずつ理解していけばかかるコストは明快なのでそこまで難しいことはないかと思います。
タイ仕入れの稼ぎ方 – 稼ぎ方の手順解説
タイ仕入れの流れは下記の4つのステップに分類出来ます。
1. タイで商品を仕入れる
↓
2. 日本へ持ち帰るか発送する
↓
3. 日本へ輸入する際に関税や消費税を支払う
↓
4. 日本で出品する
この順番に沿って一つずつ解説していきます。
1. タイで商品を仕入れる
まずは売れる物がなければこの商売は始まりません。
そこで、タイ仕入れに「おすすめできる商材」と「おすすめできない商材」をご紹介します。
【おすすめできる商材】
・クロコダイル革製品、スティングレイ革製品、牛本革
・シルバーアクセサリー
・ファッショングッズ:サルエルパンツなど
【おすすめできない商材】
・ワシントン規制対象種の革製品(蛇革や象革など)
・食材や健康サプリメント・薬など
「クロコダイル革製品」につきましてはワシントン条約規制対象種のため、タイから輸出するのに輸出許可証や日本へ輸入する際も輸入承諾書が必要となってきます。
これらの書類の準備に最低でも1ヶ月以上の時間が掛かってしまいますが、それだけ競合も手間のかかる商品には手を出しづらいという側面もありますので、おすすめです。
輸出入書類の手続きに関して詳しくは、下記のリンクよりご確認下さい。
➡︎シャムワニ製品の日本輸入手続き
また、食材や健康サプリメント・薬などは商売用として輸入するには日本の検疫所での検査を経て合格したものでないと輸入は実質的に不可能に近いです。
その際に検査のため別途費用が掛かってくるのでおすすめはしていないですね。
タイ商材を仕入れる方法
では具体的にタイで商品を仕入れる方法について解説します。
買い付けは基本的にはタイバーツの現金です。
中にはクレジットカードを受け付けてくれるお店もありますが、手数料として数パーセント程度の手数料が取られます。
基本的には単品価格ですが、ロット数で購入するとお得な卸売価格で仕入れることが可能です。
ロット数については下記のような小ロットで受け付けてくれることが多いです。
- 革製品の財布:5個以上
- シルバーアクセサリー:5個以上(もしくは1万バーツ以上)
- サルエルパンツ:3枚以上
以上はほんの一例になりますが、お店や工場によりロット数と価格は異なります。
下記にタイ仕入れの商材や仕入れ先などをまとめていますので、合わせて参考にされてみて下さい。
2. 日本へ持ち帰るか発送する
タイで買い付けした商品を、スーツケースなどに入れご自分で日本に持ち帰るのであれば、航空会社に支払うスーツケース預け金のみで良いかと思いますが、大量に買い付けされた場合スーツケースに入りきらない場合もあります。
その場合は、ご自分で国際宅急便を手配してタイから日本へ発送する必要があります。
しかし、ご自分でタイから国際宅急便を手配する場合は、AWBやインボイスなどの貿易書類を全てご自分で作成する必要があります。
少し面倒ですが慣れてしまえば簡単です。
ただし全て英語での記載となります。
当社でもFedExを利用してタイから日本への国際発送をやっております。
下記から国際送料をご確認頂けるので一度ご覧頂ければと思います。
➡️タカラトレードの国際送料
3. 日本へ輸入する際に関税や消費税を支払う
仕入れた商材を日本に持ち込みむことを「輸入」と言いますが、商品を日本に輸入する際には予め素材ごとに日本の法律で定められた関税を支払う必要があります。
これは個人で買ったお土産もそうですが、全て日本の税関で検査対象となります。
※日本の国際ターミナルで税関の職員がスーツケースを開けて中身をチェックしているのがそれに該当します。全てのスーツケースを開けるのではなく、ランダムに怪しいと思ったスーツケースを開けるみたいです。
ご自身がタイに行かれて、タイで買い付けした商品をスーツケースなどに入れて持ち帰る場合や、別送品として日本に向けて発送した場合の関税の計算方法や免税の考え方については、下記の「個人輸入の関税と免税」にまとめています。
また、ご自身は日本にいながらタイ側にオーダーして、日本の住所まで発送してもらう場合の関税の計算方法については「商売輸入の関税と消費税」にまとめていますので、それぞれ参考にしてください。
商売輸入の関税と消費税
個人輸入の関税と免税
4. 日本で出品する
無事に日本の税関を通り、ご自宅に商品が届いたら今度は商品を販売するために大手サイトなどに出品します。
下記におすすめの販売先をご紹介します。
タイ仕入れをされている方はほとんど下記3つの販売先で販売されています。
- ヤフーで本格出店なら資料請求はこちらから
- 売上アップを目指すなら楽天市場へのお申込みはこちら
- アマゾンのセラーセントラルで販売するならこちら
この中で最もおすすめは楽天市場です。
初期の出店費用はかかりますが、アマゾンなんかより売り上げが好調という話を良く耳にします。
下記にアマゾンへの具体的な出品方法についてまとめた記事をご紹介しますので、こちらも参考にして下さい。
その他にも、メルカリやラクマなどのフリマにも出品して販売している方もいますが、継続して販売するなら自分の商品としてブランド化してしまう方が良いと思います。
タイ仕入れの稼ぎ方 – 利益額を算出してみる
では、実際に利益の取れる商品はあるのでしょうか。
それを確認するには、実際に日本のサイトで販売されている商品がいくらで売られているのかを見るのが確実です。
要はその販売価格がその商品の売り上げになりますので。
販売価格が分かったら、商品の仕入れ価格と国際送料、関税、販売先の手数料などを差し引いた金額が利益となります。
参考までに、下記の記事に具体的な商品価格と諸経費についてまとめ、利益がどれくらい残るのかを試算していますので良かったら参考にして下さい。
こちらはお宝情報です。
タイ仕入れの稼ぎ方 – 早速行動に移す
まだタイに来られたことのない方は、一度はタイに来られることをおすすめします。
一度タイに来られれば、タイにどのような商材が売られているのかご自分の目で見て確かめることが出来ます。
そうすれば、その商材をどのようにして日本で販売戦略を立てていけば良いか、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
実際に行動に移すことで未来は変わってくるものです。
バンコク行きの飛行機をお得に乗るなら下記の記事を参考にして下さい。
まとめ
如何でしたでしょうか。
タイ仕入れでも稼ぎ方を一つ一つ理解していけば、利益の出る商材はたくさんあります。
当社でもタイ仕入れに関して会員制サービスをご提供しております。
詳しくは、下記のタカラトレードからご覧頂ければと思います⬇︎
ご質問などありましたら、下記のお問い合わせよりご連絡お願いします。