タイ仕入れでクロコダイル製品

タイ仕入れでクロコダイル製品

タイ仕入れでクロコダイル製品

■自己紹介
2012年からタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。


今回は、ブルーオーシャンと言われているタイ仕入れで人気のクロコダイル製品を仕入れる際の注意点をいくつか解説したいと思います。


複雑な手続きを経てそれでもクロコダイル商品を仕入れて儲かるのか解説していきたいと思います。

タイ仕入れでクロコダイル製品 – タイのクロコダイル

まずはじめに、商品として材料となるクロコダイル革は現時点で4種類しかありません。

  • スモールクロコダイル
  • ナイルクロコダイル
  • ラージクロコダイル
  • シャムクロコダイル



タイで繁殖されているクロコダイルは、いわゆるシャムワニと言われるクロコダイルです。


名前の由来は、1855年から1939年まで国号とされていたタイの旧国名であるSIAM(シャム)に由来されていると言われています。


シャムクロコダイルは、正式学術名ではラテン語で【Crocodylus Siamensis】とされています。

タイ仕入れでクロコダイル製品 – ワシントン条約

ワシントン条約とは下記の通り定義されています。

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
英文:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora

出典元:Wikipedia

上記英文の頭文字をとって【CITES】と一般的に言われます。
1973年3月3日にアメリカ・ワシントンD.C.で採択された条約からワシントン条約とも言われます。


要は、絶滅危惧にある動植物を勝手に捕獲し製品にないよう世界中で規制する国際条約で、現在183の国と地域で締結されています。


日本は1980年11月4日に締結国となっています。

ワシントン条約 – 付属書

ワシントン条約は、

  • 付属書Ⅰ(絶滅の恐れのある種)
  • 付属書Ⅱ(今すぐに絶滅の恐れはないが規制しなければ絶滅の恐れがある種)
  • 付属書Ⅲ(絶滅の恐れはないが締結国が取引規制している対象種)


という3つのカテゴリーに分類されています。


付属書Ⅰに指定されている動植物の対象種が最も厳しく保護の対象に指定されていますので、付属書Ⅰの動植物を取扱う際には、様々な手続きや輸出入許可を取らなければならなりません。


国際取引においては最も困難な取引対象種であると言えます。

ワシントン条約 – タイのシャムワニ

では、タイのクロコダイルであるシャムワニはワシントン条約で規制されているのかというと、63ページにしっかりとシャムワニが正式学術名と共に記載されています。

タイ仕入れでクロコダイル製品
 ワシントン条約付属書別
タイ仕入れでクロコダイル製品
63ページにシャムワニが指定されています

以上の事から、タイのクロコダイルであるシャムワニは付属書Ⅰに指定されている対象種であると言えます。


経済産業省のワシントン条約対象種は下記のリンクからご覧頂けます。
ワシントン条約規制対象種[動物]


他にも様々な規制対象種をご覧頂けますので、一度ご覧頂ければと思います。

タイ仕入れでクロコダイル製品 – 買付から日本で販売するまでの期間

さて、前置きが長くなりましたが、ここからはタイで買い付けたクロコダイル製品を日本で販売するまでの流れと期間について解説していきたいと思います。


結論から先に書いてしまいますが、およそ2ヶ月程の期間を経て日本で販売が可能になります。

買付資金が凍結

買い付けから販売開始するまで2ヶ月間も掛かってしまいます。


それは、タイで買い付けた資金が2ヶ月以上も回収出来ない事を意味しています。


また、日本で販売開始が出来たとしてもすぐに売り切れるとは限りません。


売り切れるまでの期間、タイで買付してから買付資金が凍結していますので、余裕がないとクロコダイル製品の仕入れは難しいのでご注意下さい。


では、なぜこれほどの長い期間が掛かってしまうかについては、タイ側で輸出許可書と言われるソーポー5(一般的にはタイのサイテスと言われる)を取得した後、今度は日本側で輸入承諾書の承認を得なければならないからです。


以下に、詳しく解説します。

タイでのCITES(輸出許可書ソーポー5)の取得方法について

タイでのCITES(輸出許可書ソーポー5)の取得方法について、下記の記事にまとめていますので良かったらご覧ください。

タイでのCITES取得方法

タイでクロコダイル製品を輸出するのに必要な輸出許可書の取得方法について解説しています。良かったらこちらの記事もご覧下さい。


要は、このタイ側での輸出許可書を得るのに時間が掛かります。


スムーズにいけば、最短1週間程度で輸出許可書が発行されますが、タイ人のスケジュール感では最短最速でというのは無理があるため(役所や代行業者共に)早くて2週間、長くて1ヶ月の期間を見ておいた方が良いです。


そうすれば失望することはないです。

日本側での輸入承諾書の承認手続き

続いて、日本側で輸入承認を得る必要があります。


日本でワシントン条約規制対象種の輸入許可を取り扱っているのが経済産業省です。


輸入承認を得る手続きはそれほど難しくありません。


下記の書類を用意する必要があります。

  • タイ側で発行された輸出許可書(ソーポー5)
  • インボイス
  • 輸入承認申請書(下からダウンロード可能です)


これらの書類を用意して、経済産業省に郵送かもしくは直接提出でも構いません。


申請に必要な書類は下記からダウンロードが可能で、郵送先や提出先も下記に記載しておきまうので参照されてください。

輸入承認申請書

輸入承認申請書のPDFファイルを下記からダウンロードできます。


輸入承認申請書
記入例


引用元:3.商業取引を目的として繁殖させたものの輸入

輸入承認申請説明書

輸入承認申請説明書のPDFファイルを下記からダウンロードできます。


輸入承認申請説明書
記入例


引用元:3.商業取引を目的として繁殖させたものの輸入

書類提出先 – 経済産業省

【書類提出先】
経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部野生動植物貿易審査室 審査班
〒100-8901 千代田区霞が関1-3-1
(経済産業省本館14階西8)

【書類申請受付時間】
平日10時00分~11時45分 13時30分~15時30分
土日祝日休み

【電話相談受付】
電話:03-3501-1723
FAX:03-3501-0997
9時30分~17時00分
(12時00分~13時00分を除く)

詳しくは、下記のリンクからご確認下さい。
ワシントン条約規制対象貨物の輸入承認手続き

輸入承認取得後の流れ

経済産業省で受理されてから、約2週間程したらご自宅の住所に経済産業省で承認印が押印された書類が返送されます。


それを今度はスキャンしてメールに添付で構わないのでタイ側に送ります。


経済産業省の輸入承認書を受け取ったタイ側が、全ての書類を添付してクロコダイル製品をタイから出荷します。


以上の手続きでおよそ2ヶ月程掛かります。

タイ仕入れでクロコダイル製品 – アマゾンへの出品

クロコダイル製品を取扱際の注意点として、アマゾンへの出品があります。


アマゾンでは、ワシントン条約に鑑み「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律が指定する存続が危ぶまれる又は絶滅危惧種の一部又は当該危惧種を材料とする商品」に対し、出品禁止商品例として掲げています。

タイ仕入れでクロコダイル製品
アマゾンから抜粋、ワニが指定されています

その中に、ワニも含まれていますのでアマゾンでのタイのクロコダイル製品の出品は出来ないと考えておいた方が良いでしょう。


リンク先アマゾン:動物および動物を材料とする商品

タイ仕入れでクロコダイル製品 – 日本での販売先

では、日本でどうやってクロコダイル製品を販売していけば良いかと言うと、主に楽天市場かヤフーショッピングでのネットショップが良いかと思いますが、個人的には楽天市場がお勧めです。


その理由は、楽天市場の担当者が付いてくれるからです。


何かあった時は担当者が随時対応してくれますし、楽天市場はお客さんのファンが付きやすいので、継続して購入してくれます。


ちなみに楽天市場で出品されているクロコダイル財布一覧がこちらです。


➡️売上アップを目指すなら楽天市場へのお申込みはこちら


楽天市場の資料請求はこちらから。
➡️ネットショップ出店案内【楽天市場】詳細はこちら

まとめ

如何でしたでしょか。


アマゾンでの出品も制限され資金効率もあまり良くない商品を取り扱い、はたして利益が取れるのかと言われると、それこそハードルが高いがために参入者が少なく競合が少ないので利益を狙えるのかもしれません。


ブルーオーシャンであるのは間違いなさそうですが、それに伴う難易度の高さというものが存在します。


ただ、クロコダイル製品をタイで仕入れて日本で販売する方法は既にあるので、
後は、副業としてやるかやらないか、ではないでしょうか。


しかし副業だからといって手は抜かない事です。


やるからには、ご自分のクロコダイル製品のブランドを立ち上げるつもりで取り掛からないと、継続して利益を上げていくのは困難です。


1個や2個程度仕入れるのであれば、メルカリやラクマなどのフリーマーケットでも良いかと思いますが、それで得られる利益は費やす労力と時間に全く見合いません。要はコスパが悪いです。


副業の一つの方法として検討頂ければと思います。

補足

数年前、タイから正式な輸出入手続きを経ないで隠れてクロコダイル製品を日本に持ち帰っていた日本人がいました。


その人は、2回も日本の税関でクロコダイル製品見つかりブラックリストに登録されました。


そして、ついに3回目に見つかった時には逮捕され多額の罰金も支払ったという話があります。


ワシントン条約規制対象種を無許可で輸入した者に対して厳しく罰則が規定されていますので、詳しく知りたい方は環境省のホームページに記載されているのでこちらからご覧下さい。

当社が提携しているタイのクロコダイル工場

当社では、私能勢がこれまでに訪問してきたバンコク近郊のクロコダイル工場でクロコダイル製品の買付やOEM生産が可能です。


下記に3つの工場をご紹介しますので、良かったらクロコダイル製品の仕入れを参考にされてみては如何でしょうか。

TAN SIN

サムットプラカーン-TAN SIN

サムットプラカーン県にあるクロコダイル工場です。バンコクからだとBTSに乗って1時間弱程で行けます。

シラチャファーム

シラチャファーム

規模としてはタイで最も広いのではないかと思うほど広大で320,000㎡もあるファームと工場です。バンコクから車で1時間ほどの所にあります。

SriAyudaya

アユタヤ-SriAyuthaya

バンコクから北部のアユタヤ県にあります。車で2時間弱程掛かります。価格帯は最も安いのではないかと思います。

タイでの仕入れはタカラトレードにお任せ下さい。


タイでの買い付けのみならずタイの工場でのOEM製品の受注生産代行サポートをしております。


詳しくは下記タカラトレードからご覧下さい。

シラチャファーム

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