タイの運転免許証更新
■自己紹介
2012年からタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。
今回は、2019年にタイで運転免許証を更新した際の手続きを解説します。
この記事では、一度タイの免許証を取得された方でそれを更新する場合にどのような手続きが必要かまとめた内容となっています。
日本から国際免許を取得されてタイ国内でタイの免許証に変更する方向けではありませんのでご注意下さい。
タイの運転免許証更新 – タイ陸運局の場所
運転免許証を更新した場所が、下記地図の場所となります。
BTSのBangchak駅で降りて、Punnawithi駅方面に歩いて左側にあります。
スクムビット通りから、左に入って結構距離がありますのでバイタクに乗って行かれるのをお勧めします。
タイの運転免許証更新 – 手順
まず、準備しなくてはならないものは下記の5点です。
- 有効期限内のタイの免許証
- 在タイ日本大使館で証明してもられる居住証明書
- 健康診断証明書
- パスポートコピー(顔写真ページ、ビザページ、最後にタイへ入国した日付押印のページ)
- パスポート原本
以上の書類を全て揃えて、タイ陸運局に持って行きます。
※ワークパーミットは必要ありません!
タイの運転免許証更新時 – 検査
検査項目は3つ
1.3メートル程先の箱の中にある2本横に並んでいる棒を平行させる
2.アクセルからブレーキまでの速度判定
3.両目外側に点灯される色を言い当てる
一つずつ説明します。
1.3メートル程先の箱の中にある2本横に並んでいる棒を平行させる
少し見づらいかも知れませんが、この箱の中に2本の棒があります。
3メートル程手間からリモコンのようなものを使い、2本の棒を平行にさせます。
これは、それ程難しくありませんでした。
2.アクセルからブレーキまでの速度判定
緑色に転倒している間は、アクセルは踏みっぱなしです。
赤色が点灯したら、すぐにブレーキを踏みます。
この時、ブレーキを踏むのが遅れると、失格になります。
これも、そんなに難しくありませんでした。
3.両目外側に点灯される色を言い当てる
この検査方法は、
1.先ず、目の位置を真ん中の黄色丸の高さに合わせる。
2.目は、真っ直ぐ目の前に座っている担当官を見る。
3.担当官がランダムで赤黄緑色のライトを両目外側に点灯させるので、
その色を言い当てる(英語でOK)。
これだけです。
目は決して担当官から逸らしてはいけません(担当官もしっかり見ています)。
1日3回テストを受けることができ、3回でパス出来なければ家に帰されます。
私は、もともと色弱で色には弱いためかこれは全く分かりませんでして、初日と二日目ともにパスできず、家に帰されました。
3日目にもなると、さすがに担当官も私のことを覚えていました。
色が何色か分からないので、最後は光源の強さで色を覚え(例えば、緑色が最も明るく光り、赤が最も暗い光など)、最終的に何とかパスすることが出来ました。
それでも何度か間違えてしまい、 自分でパスしたというよりも、担当官が哀れに思ったのか何回もテストをさせてくれ、無理やり合格させてくれました。
写真撮影 免許受け取り
さて、無事に検査をパスすると、写真撮影に移ります。
写真撮影する前に、205バーツを支払います。
写真撮影を終えると、1~2分程で新しい免許証が出来上がり、
すぐその場で渡してもらえます。
以上で、免許証更新は終了です。
タイの運転免許証更新に掛かる費用
今回、免許更新に掛かった費用です。
・在タイ日本大使館で住居証明書の取得費用:610バーツ
・健康診断証明書:250バーツ
・免許取得費用:205バーツ
以上です。
合計:1,065バーツの費用が掛かりました。
実際には、移動の際の交通費も掛かりますので、もう少し掛かりましたが、1,500バーツは超えていないと思います。
タイの運転免許証更新 – 有効期限
私は今回で3回目のタイでの免許更新となります。
初回は国際免許からタイの免許へ変更したので、有効期限は1年間でした。
2回目は、1年間有効期限の免許証を更新し5年間の有効期限をもらえました。
そして、今回3回目の更新で2年間の有効期限でした。
有効期限の違い
まとめると、こうなります。
- Nonビザをお持ちの場合、有効期限は5年間。
- Nonビザをお持ちでない場合、有効期限は2年間。
- 国際免許からの切り替えの場合は、有効期限は1年間。
以上です。